『転職』と聞くだけで「ハードルが高そう」「何もわからないからリスキー」「別に大きな不満があるわけでもないしな…」と動き出すタイミングを迷われている方も多いと思います。
さらに、仕事をしながらの転職活動は精神的にも肉体的にもかなりハードです。
業界にもよりますが、面接は基本的に平日に行われます。シフトが固定である方や平日に仕事がある方は、1か月前から代休を頼んだり有給を取得したりしないとそもそも選考に参加できません。
現在アルバイトでシフトの融通がきくのであればその心配はいりませんが、学生時代の就職活動のようにさまざまな業界の先輩から話を聞く機会をつくることやインターンのように事前に社内の雰囲気や適性を、そこで働きながら見極めることはやはり難しいです。それでも、20代の3人に1人が1回以上転職を経験していると言われています。
ではこれらの転職活動をしていた先輩たちは、どういったタイミングで転職を意識し始めたのでしょうか。
転職を意識したタイミング
25歳女性/スーパー店員
◇『自分だからできる』というやりがいや充実感を得たかった
高校を卒業してからやりたいこともなく、実家近くのスーパーでレジ対応や発注業務をしていました。そこそこ仕事を任され充実はしていたのですが、周りの友人がどんどんキャリアアップしていき、キラキラしている姿に憧れを持ちました。
また、後輩に自分のやっている仕事を教えるとすぐにできるようになった為、せっかくなら自分にしかできない仕事に挑戦したい。と自分の強みを見つけることから始めました。
19歳男性/フリーター
◇高校卒業後早期離職してしまったため、心配をかけている親を安心させたい
小学生の頃からずっとスポーツをしてきたので体力を活かしたいと思い運送業につきましたが、体力は活かせても、同年代が少なかったりそもそも会話が少なかったりと、部活時代とのギャップを強く感じ、3ヶ月ほどで退職してしまいました。
しばらくアルバイトをしていたのですが、母親が体調を崩してパートを1週間ほど休むことになった時に、ずっと甘えてたらだめだと思いました。
エージェントに相談したところ正社員になるには少しでも早いほうがいいと知り、今の自分でも挑戦できるところを探してもらいました。
26歳男性/モバイル関連の法人営業
◇会社とそこにいる自分の将来性に不安を感じた
入社して約2年間で、ある程度成果は出ていましたが、ある日、友人と仕事について話していると、これまで気づきませんでしたが、何をしてでも成果を出すという会社の方針やこれまでの営業方法に疑問を持ちました。
また、毎日の残業時間の多さから、今後も長く働いていけるのか、他でも通用するスキルなのかと思い、転職を決意しました。
最後に
他にも、『一人暮らしを始めたい』『友人から他業種の話しをきいて興味をもった』『頑張りをちゃんと評価されたい』など、ポジティブな理由で転職を考える方も多いです。
実際、給与が上がったため我慢していた旅行に有給を使って行けるようになったり、得意だったコミュニケーション能力が販売職として活かせたりと、自分の活躍できる場所を見つけ、毎日の充実感を実感される方が多くいます。